FAQ

メール・スパム制御

Q1. スパム制御の設定はどうやって変更すればよいですか?
スパム制御の設定はF-Secure PCプロテクションサービスの画面から行います。

[スパム制御の設定変更]
  1. WindowsシステムトレイのF-Secureアイコンをダブルクリックして、F-Secure PCプロテクションサービスを開きます。
  2. 「スパム制御」を開き、画面右下の[詳細...]リンクをクリックして詳細設定画面を開きます。
  3. 詳細設定画面の「スパム制御」で、必要な項目を変更し[OK]をクリックして画面を閉じてください。
    • [ステータス] : 有効 / 無効
      「無効」にするとスパムメールの判定は行われません。
    • [スパムフィルタリングレベル] : 厳しめ / 中程度 / ゆるめ
      通常は「中程度」で問題ありません。 「厳しめ」にするとスパム判定が敏感になるためより多くのメッセージがスパムメールと判定されるため、スパムではないメッセージもスパムと判定される可能性が高くなります。
      「ゆるめ」にするとスパム判定基準が緩くなり、正当なメッセージが誤ってスパム判定される可能性が低くなります。
    • [フィルタ設定] : インターネットのクエリを使用して検出率(RBL)を向上する。
      この項目をチェックすると、スパムメール発信元のメールサーバリストをインターネット経由で検索することで スパムメールの判定精度を高めることができます。
      ただし、メールの受信速度が低下する可能性があります。
    • [Outlook スパム / フィッシング用フォルダ] : 次の日数が経過したら フォルダを自動的に消去 / 確認ダイアログを表示
      Microsoft社のOutlookを使用して電子メールの送受信を行っている場合、スパムメールを自動的に消去することができます。この機能を使用するためにはチェックボックスにチェックを入れて、日数を入力してください。メールを受信してから、指定日数経過すると、スパムメールは消去されます。
      「確認ダイアログを表示」にチェックを入れておくと、スパムメールを消去する前に確認メッセージが表示されるようになります。

[受信許可/拒否リストの設定方法]
  1. WindowsシステムトレイのF-SecureアイコンをダブルクリックしてF-Secure PCプロテクションサービスを開きます。
  2. スパム制御を選択し、画面の「登録送信者数 [許可/拒否] 」の右側にある[表示...]リンクをクリックして詳細設定画面を開きます。
  3. [受信許可リストの設定]
    設定されたアドレスまたはドメインからのメールは、正常なメールと判定されるようになります。
    詳細設定画面の「スパム制御」で「許可された送信者」を開きます。画面の[追加]ボタンをクリックして「送信者/ドメインの追加」ダイアログを開きます。
    [アドレス]に、受信を許可するメールアドレスもしくは受信を許可する送信元のドメインを指定します。
    (例)
    送信者のメールアドレスを指定する場合:testuser@example.com
    送信元のドメイン指定を指定する場合:*@example.com
  4. [受信拒否リストの設定]
    設定されたアドレスまたはドメインからのメールは迷惑メールとして判定されるようになります。
    詳細設定画面の「スパム制御」で「拒否された送信者」を開きます。画面の[追加]ボタンをクリックして「送信者/ドメインの追加」ダイアログを開きます。
    [アドレス]に、受信を許可するメールアドレスもしくは受信を許可する送信元のドメインを指定します。
    (例)
    送信者のメールアドレスを指定する場合:testuser@example.com
    送信元のドメイン指定を指定する場合:*@example.com
  5. [OK]ボタンで詳細設定画面を閉じてください。

以上で操作は終了です。
Q2. F-Secure PCプロテクションサービスをインストールしたらメールの送受信が遅くなりました。どうすれば良いですか?
多くの場合、2つの可能性が考えられます。
  1. インターネットを経由したRBLの検索で時間がかかる。
  2. メールボックスのスキャンに時間がかかる。

以下の方法を試してみてください。

(1) RBLの検索時間に関する対策
RBL(Realtime Blackhole List/Realtime Blocking List)は、SPAMメールを送信しているサーバのリストで、SPAMメール送信者が保有しているメール送信サーバのほか、認証なしで第三者中継を許可している踏み台サーバがリストアップされています。
スパム制御のフィルタ設定で「インターネットのクエリを使用して検出率(RBL)を向上する」にチェックを入れている場合、このチェックを外してみてください。設定の方法は、スパム制御のFAQ Q1を参照してください。

(2)メールボックスのスキャンに関する対策
メールボックスのフォルダをリアルタイムスキャンの対象から外してみてください。

[特定フォルダをリアルタイムスキャンから除外する方法]
  1. WindowsシステムトレイのF-SecureアイコンをダブルクリックしてF-Secure PCプロテクションサービスを開きます。
  2. 「ウィルスとスパイウェア防御」で「リアルタイムスキャン」の右側にある[設定...]リンクをクリックし詳細設定画面を開きます。
  3. 詳細設定画面の「リアルタイムスキャン」で、画面下の方にある[除外]ボタンをクリックします。
  4. 「スキャン対象から除外」ダイアログで「オブジェクト」タブを開き、[追加]ボタンをクリックします。
  5. スキャンから除外したいフォルダを選択し、[OK]を押します。
    [参考] 代表的なメールソフトのメールボックス(デフォルト設定)
    • Outlook
      C:\Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\Microsoft\Outlook
    • Outlook Express
      C:\Documents and Settings\ユーザ名\Local Settings\Application Data\Identities\任意の文字列\Microsoft\Outlook Express
    • Eudora
      C:\Program Files\Eudora
    • Netscape
      C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data\Mozilla C:\WINDOWS\Application Data\Mozilla
    • Thunderbird
      C:\Documents and Settings\ユーザ名\ Application Data\Thunderbird\Profiles
    • Becky!
      C:\Becky!\ユーザ名
    • ALMail
      C:\Program Files\Almail32
  6. [OK]ボタンで「スキャン対象から除外」ダイアログを閉じてください。

以上で操作は終了です。
Q3. Outlook/OutlookExpress以外のメールソフトで、スパムメールを自動振分けするには、どうすれば良いですか?
F-Secureインターネットセキュリティではメールがスパムメールと判定されると、メールヘッダに X-Spam-Flag: YES という文字列を挿入します。各メールソフトで、この文字列をキーとして自動振分けの設定をしてください。
※操作方法/設定方法の詳細はメールソフトのマニュアルにてご確認ください。